探偵が素行調査をする場合、どのような方法で行っているかお伝えします。地道な活動で確実に対象者の素行を明らかにするテクニックです。
実力ある探偵かどうかはこの3点を見ればわかります。(といっても見れませんが)
素行調査における尾行テクニック
まず、何よりも基本のテクニックは「尾行」です。歩行尾行や車両尾行になります。
車両は車、バイク、自転車が使われます。歩行も場合によって使い分けられます。
歩行
歩行は見失わないような適度な距離を保ちやすい事と、狭い路地でも後を追うのに使われます。ただ、近づきすぎると確実に怪しまれます。
一度怪しまれたら相手は何度も後ろを振り返ったり、小走りで逃げたりしますので、一度たりともあやしまれないようにしなければなりません。
こまめにスタッフを変えて引き継ぎする事でこの点をカバーします。
車両
車両尾行は、それ以上に難しくなります。車両尾行の最大の敵は信号です。
歩行尾行と同じく、すぐ後ろから尾行すると高い確率でバレます。数キロから数十キロ追いかけるのなら、右折したり左折したりしてもバックミラーに同じ車が映っているとすれば確実に気がつくでしょう。
そこで、数台後ろか、数十メートル離れた所から追いかけなければなりませんが、そこには信号が待ち受けています。追尾している車だけ先に行ってしまい、自分だけは取り残されて、行方がわからなくなってしまう事もあります。
そうならないためには、絶対に信号に引っかからないように、多少無理をしても追いかけることもあります。黄色から赤信号になりかけても、半分信号無視をするような感じで通り抜けること必要があります。もし、前の車が黄色になったときに止まろうとしたならば、その車を追い越してでも追いかけていかないといけなのです。
この点も複数の車両で連携して、自分が駄目となれば他の車両に引き継いで尾行を継続する形になります。
もちろん、合法な範囲内で行います。警察に捕まってしまっては身もふたもありません。
素行調査における聞き込みテクニック
人への聞き込みや電話聞き込みはどうでしょうか。
例えば、その家の家族の中に探している人がいるかどうかを調べる場合には、ダイレクトに聞くと身元がバレてしまう場合がありますので、例えば『町内会の名簿を作るので、住んでいる家族の名前を書いてください』という形で聞き込みを行います。
いかにバレない聞き込みをするかが探偵の腕の見せ所です。
個人情報が騒がれる時代ですが聞き込みも探偵に許可された合法的な調査方法の1つです。
素行調査における張り込みのテクニック
張り込みも調査方法の代表格です。張り込みは、張り込んでいることがバレないように、1箇所にいすぎないことや、顔ぶれが同じスタッフにならないように引き継ぎして別スタッフと連携する形となります。
堂々と張り込みをするべきですが、堂々とし過ぎても逆に目立ってしまいますので、電話をしている振りをして張り込んだり、ブラインドになる場所を探して行われます。
変装や潜入をする場合でも同様のことが言えます。対象者よりも先回りして張り込みしたり、店の来客として近くに席を確保します。
素行調査で使われる最新機器について
探偵が使う機器は様々です。車両に関しては前述のとおりです。ケースバイケースに合わせて軽自動車から高級車まで用意されてれば立派な探偵会社と言えます。
素行を収録するためには望遠レンズとカメラが必要です。動画で撮影するためのビデオカメラ、長時間に耐えられるHDD、バッテリーも搭載です。
