会社にとって社員の素行が気になる場合があります。

例えば大手、有名企業などイメージを大切にする企業です。子会社、グループ企業や地方の企業の場合であっても1人の社員のせいで、会社の信用問題に関わる厳しい事態に追い込まれる事もありますからね。

また実質的に社内で悪行を行う社員も見られ、会社の不利益になる事もあります。企業において社員の素行調査は来るリスクに備える意味で行われます。

企業において素行調査を探偵に依頼する

反社会勢力との関与

例えば反社会勢力、活動家、暴力団との関与が疑わしい不良社員のケースは非常に厳しい目で世間から見られます。

問題が露見してからでは遅く社会問題的にもバッシングされ株価も下がる事でしょう。

営業マンのさぼり

営業マンの外回り時に、営業をしっかりと行っているかどうかを確認することも同様です。昨今は営業車にGPSを付けてサボりが無いかリアルタイムで確認する企業もありますよね。

仕事をしていない姿、公園でさぼってる姿は、周囲の人から通報されて企業のイメージダウンに繋がります。成績不良な営業マンの解雇理由のための証拠集めに使われる事もあります。

非道徳的な勤務態度

勤務態度も同様です。人権問題も重視しており、イジメ、セクハラ、パワハラでの被害者を未然に防止します。

悪質なケースでは刑事事件への発展、内部告発、自殺者が出る場合もあります。

自殺者が出ればブラック企業として名高いものになります。ニュースで報道されネットの力もあり一斉にバッシングの対象になるし、公安からの家宅捜索や聞き込み、社会問題化する場合もあります。

そのような企業には、取引先が撤退したり、消費者が購入を辞めたり、新卒・中途でも優秀な人材が集まらない傾向になり会社の存続に関わります。

会社の金を横領、夜逃げ

会社の収支や預金残高が合わないなど税理士や会計士から申告があり社員が疑われる場合です。

経理が会社の金を横領していたなんて話はよくあります。真っ先にお金周りの人材が疑われ周辺の素行調査が行われます。(もちろん疑わしい社員が見られたなら、です。)

やみくもに調査して社員の不信をかっては士気に関わります。慎重に。

社員の身元や素行

役員等の昇進時の素行調査については、(特に銀行系の場合に見られます)社員の普段の素行の他、身元も調べられる場合があるようです。

対象となる社員の住所、名前などを探偵に渡すケースがあり、理由としては、これは銀行系の場合には、お金を横領する者が出ると、大きな損失になります。と同時にそのような銀行は信用にも関わり社会的信用を大きく失う傾向があるからです。

特に昇進している者がそのようなケースではダメージが大きいため、素行調査が行われる事もあります。

副業の疑い、夜の仕事

夜の仕事(キャバ譲や風俗嬢など)をしているケース、または男性であればホスト。社員が副業をしていた場合、企業によってはイメージを重視しますので汚点として、解雇理由になるケースがあり素行調査をされます。

企業として素行調査を行うのは限定的

いくら企業といえども素行調査には費用がかかります。1件につき数十万円以上は必要なため、無駄な経費を避けるために素行調査がしばしば行われる事はありません。

問題社員が見られる、会社にとってリスクになりそうな事案が露見した際に使うものです。

素行調査トラブルなし