就職や転職時に応募企業から素行調査や身元調査をされることがあります。何故行われるか、何を調べられるか、企業が問題視するポイント。調査をうまく回避する方法を紹介します。

企業が気にすること、問題視する点

素行調査は調査対象の人のことを調べることですが、企業として採用して問題ないのか、社会的に問題とされている団体の活動をしていないかをチェックすることが多いでしょう。

ですが全ての会社で素行調査が行われるわけではないので安心して欲しいです。

企業が素行調査で調べる事

大学を出てすぐに就職をする場合は、調査の対象となることはまずないと考えていいでしょう。これまでの経歴がないからです。

30代、40代で再就職をしようとする人の方が企業としても調べる対象となりやすいです。

素行調査は費用がかかるので重大な損失に直結しそうな状況でなければいちいちお金をかけて調査しません。

  • 企業の重要なポジションの求人への応募
  • セキュリティに関する企業や警備会社
  • 研究職
  • 警察

これらの職場内部で情報漏えいや、企業スパイがあれば問題となるのでシビアに見られます。

就職試験や面接をクリアして最終段階で素行調査を行います。気にするのは次のような内容です。

  • 年齢(サバを読む人がいる)、資格(持ってないのに書いてる人がいる)。なぜか履歴書に書く内容に嘘がある場合があります。
  • 前職のポジションや働きぶり業績、何故前の会社を辞めたのか・辞めさせられたのではないか。前職で社内不倫や横領、セクハラ、パワハラ等があれば嫌がる企業もいます。
  • 反社会勢力との付き合い、出入り。企業にとって付き合うべきではない職種の人は必ずいます。そのような人たちと懇意にしている状況であれば、採用は難しくなります。

よく前職で夜の仕事をしてた事を気にする人が居ますが、職種に関しては見られません。

素行調査をうまく回避する方法

調査を回避する方法はあるのでしょうか。「回避する」というのは悪さをした人や後ろめたい人の思考なのでそもそもが間違っているわけですが。。

調査のきっかけとなる過去の経歴を正直に書かないという選択肢もありますが、後でばれた場合は非常にまずい立場に置かれてしまうことになります。

これから就職しようとしている会社に対して、どの程度の思い入れがありますか。すぐに首になってもいいと思っているなら、どのような調査でも気にする必要はありませんし、首になるようなことをしていなければ必要以上に心配しなくていいのです。

素行調査を直接避けることは難しいです。過去の経歴や前職での振る舞い等は調べられてしまいますので、就職活動中の普段の素行、行いを良くし採用まで過ごすぐらいしかありません。

自分がどのような人間であるかは自分がよく分かっているかもしれませんが、周りの人からも同じように見えているとは限りません。

素行調査トラブルなし