この記事は昨日の今日で「すごいものを見た、体験した」という興奮の中書いています。
当サイトでも紹介している原一探偵事務所の本社(埼玉川越)に伺ってインタビューをさせていただく機会がありました。
テレビへの露出、調査業協会への参画などから探偵業界では最大手で信頼も厚い原一探偵事務所ですが
なぜ多くの人が原一探偵事務所に依頼をするのか、依頼者によりそう提案、カウンセリング、実際の調査方法などをレポートしたいと思います。
今回私がさせていただいたこと
・原一探偵事務所の本社訪問
・写真撮影
・各種インタビュー質疑応答
・尾行される側の体験
・尾行する側の体験
今回様々なインタビューをさせていただいたのはチーフプランナーの菊池さん。本来は依頼者の方の相談やカウンセリング、ご提案などをされているとのことです。
会議室でお話しをさせていただいたのですが菊池さん以外に7名もの社員さん(なんと役員さんも)がいらっしゃいました。
これは悪いことは記事に書けないな‥なんて思いながら。笑
それでは、取材した内容やインタビューをご覧ください。
当記事のメイン目次はこちらです。
当記事のメイン目次はこちらです。
原一探偵事務所と他社の違い
ここでは特に調査について他社と原一探偵事務所の違いをお伝えしたいと思います。
個人戦とチームワーク、調査車両の多さ
他社ではたった1~2人の探偵が尾行をするケースが多いです。原一探偵事務所ではターゲットの行動範囲や移動手段にもよりますが4名は調査に必要としています。
1~2人で貼りついていたのでは「さっきから同じ車が後ろにいるな」「さっきから通行人と目が合うな」といった感じでバレやすくなります。
車2台、バイク、徒歩と使い分け、絶対に気づかれないようにします。悪いことをしていると自覚しているターゲットは意外と周囲に警戒していますので。
電話は使わない、何を使う?
チームで行動しますが、それぞれ1人1人が警備会社、警察が使うような業務用の許可・免許をとった無線機を使います。
10人以上の調査や、調査員の入れ替えなど目まぐるしく状況が変わる中ではスマホやLINEでは間に合わないのです。
また無線機なら1人リーダーがいるので、そこから指令が調査員全員に伝えることもできます。
他社では電話やラインで連絡を取り合う事が一般的です。大手でも無線を使っているところはあまりないので、この無線を使っているかどうかで調査力を見極める判断ができます。
GPS調査の是非
他社でよくあるケースが「GPS」による追跡です。依頼者が自らターゲットにGPS機器を装着(車などに)して、そのGPSによる位置情報をもとに追跡します。
車を見失ってもホテルに到着した場所などは発見できますが、時すでに遅しで、肝心な出入りの写真が撮れない、最も気になるターゲットの正面の顔写真が撮れないなんてことがしばしばあります。
原一探偵事務所ではGPS機器を使わずにリアルタイムでターゲットを尾行していくので見失う事がありません。最も重要な出入りの写真、相手がどんな顔をしているのか、そこまで撮影します。
歩きながらカメラを構えずにいつのまにか撮影する技術には私も驚愕しました。
なぜ他社で駄目だった案件が原一探偵事務所に来るのか
探偵への依頼で多い相談は浮気調査、結婚調査、素行調査、人探し、企業からの依頼などがランクインします。
どの調査でもターゲットとなる人物がいて尾行や聞き込みによって明らかにしていきます。
ところが他社では「失敗」というケースがあります。それは相手に調査をしていることがバレてしまったということです。
バレてしまった案件というのは非常に難易度が上がります。警戒の強い相手には近づくのすら難しくなるからです。
そんな案件でさえも原一探偵事務所には持ち込まれることがあり、成功させているのが強みですし、テレビからのオファーが来る理由にもなっています。
他社に感じていた不信感と原一探偵事務所の違いがわかった
探偵事務所は全国に約5000社があり公安に登録されています。
個人がやっている事務所もあれば、企業として全国展開している探偵もあります。
ところで大手と言われている探偵事務所の各地の拠点住所をGoogleマップで見てみるとどうみても個人宅だったりすることがあります。
また全国対応と言っているのに拠点が1ヵ所しかない探偵事務所もあります。
これはなぜなのか?
全国展開と言ってるだけでその傘下にフランチャイズの個人探偵が登録しているというだけなのです。
だからそういったところに依頼すると依頼を受けるのは本部ですが、その案件を割り振られるのは個人であるため連携は取れず、チームワークを活かすことは出来ません。よって、無線を使わなければ、車も1台あるかどうかは定かではありません。
たった1人で車で尾行して徒歩で貼りついて‥なんてことをしていると警戒されるとアウトです。
だから大きい案件とか難しい案件とかになると対応できなくなっちゃいます。
原一探偵事務所は設備や人材が違う
原一探偵事務所はまず埼玉の川越に本社があります。本社にはなんと100台を超える探偵車両がありました。この台数と敷地を維持するのはものすごいお金がかかるので都内の土地代が高いところでは不可能です。
ここになんと車の整備工場もあって整備しています。関東の依頼は川越のここから車で出動しているとのことでした。関東だけで調査員80名、全国の拠点を合わせると総勢150人の調査員が在籍しています。
ターゲットが仮に北海道に急に旅行したとしても、北海道の土地勘のある調査員にすぐ引き継ぎバトンタッチすることもできるとおっしゃっていました。
拠点が少ない探偵ではこういった連携は無理ですし、費用もかさんでしまいます。
原一探偵事務所は社員に優しいホワイト企業だった
原一探偵事務所は社長がクリーンな会社を目指しているということです。およそ半分の社員がもう20年も勤務している離職率が低いことも自慢です。
仕事柄ターゲットの動き次第では夜とか残業になることもあるので、勤務時間も福利厚生もしっかりしているそう。
直行直帰もあたりまえですし外車の車両なんかも社員に貸与されることもあるそう。そういった部分で社員が辞めない企業の理由がみえてきました。
私みたいな部外者がいきなり来てご対応いただいたばかりか、事務所内の写真も撮らせていただきました。
逆に「ここは撮らないで」みたいな企業秘密が無くて大丈夫かな、と思ったほどです(笑)ライバルの探偵社にマネされちゃう恐れもあるわけで。
原一探偵事務所の調査員はどんな人?普通の人だった
私たち一般人からすると探偵に依頼することなんて一生に1回あるかどうかですし、普通に知り合う機会もありません。
ある意味怖い世界で生きている人たちのようなイメージを持っていましたが。
実際にお会いさせていただくと、いたって「普通の人」でした。足が速そうとか腕力が凄そう顔が怖そうとか、そういう感じでもないし。若手からベテランもいるしメディアにも顔出ししているし。
しかも会社としてやっているので役員がいて、部長がいて、課長がいて、スーツだし、調査員は私服だし‥ふつうの会社じゃん‥という印象です。
元刑事という方もいらっしゃいました。
そこまで公開していいの?色々写真撮影コーナー
原一探偵事務所の中や、調査で使う様々なアイテムをご紹介いただきました。
事務所受付がこちら。クリーンなイメージですね。
入口入ってすぐのソファにて待合い。
見守り調査で備えとしてのAEDも。
応接室。本来はここで依頼者との相談やカウンセリングを行います。
調査で使う道具たちも撮影させていただきました。
ライターの底に穴があいていて写真が撮れるようになっています。こういった小道具は接近戦とか喫茶店で横並びのときとかに撮るため。
ライター型USBカメラ
ボールペン型カメラ
タバコ型カメラ
監視用フック型は家に侵入されたときに使う
時計型は、本物の時計。自宅や会議室においておく。自宅に不審者が来た時に対応。
ティッシュ箱にも実はレンズがついていて録画ができる
火災報知器型のカメラ。会議室に設置し会社の鍵が開けられ侵入されたときのために防犯したい時や、情報漏洩の時に使用。
監視系で使うカメラがたくさん。
ICレコーダーやコンクリートマイク(壁にあてると壁の奥の室内の音声が聞ける)
ドローン、人探しで使って河原とか崖とかを探すのに使える。
こちらが車やバイク1つ1つに業務用の無線が内蔵されていて調査員同士で連携します。
こちらはピザ屋の宅配に扮したバイク。これはテレビに出ているので公開OKでした。カメラ穴があってピザ屋のフリをしながら撮影できる。
尾行用の車は実に100台以上あります。その中からこちら。商用車のように見えますが実は探偵の車なのです。
トランクをあけてみると工事用の車両のように見えますね。
このボックスを車の上にのせて、実はカメラで撮影できます。
コーンにはやはり穴が開いていて撮影できます。
こちらは遠方から飛ばした映像を受け取る用の車
状況によっては、張り込み用の車両と、追尾用の車両は別になっています。張り込んでいた車が追ってくると「追ってきた」のがバレてしまいます。そのため、ある程度、調査員数を増やす必要があり、気づかれないようにするためにはそこまでしていかないといけないとのこと。
道具よりもそれを使う技術
普通はこれだけの道具を公開してしまったら他社にマネされてしまうので公開ないと思うのですが。
原一探偵事務所ではこれらを使う技術力や経験を日々の訓練で高めているので結局は他社にはマネできないものなのだと思います。
その自信の表れゆえに公開してもよいということになっているのでしょう。
原一探偵事務所、一問一答インタビュー
ここから実際に質問をさせていただいた内容を記載しています。
原一探偵事務所への依頼を検討している方が疑問に思うであろうコトを聞いてきましたので、ぜひご覧ください。
事務所、無料相談カウンセリング、料金について
- 無料相談やカウンセリングではどんなことをするのでしょうか
- 相談内容として、浮気に関する事、家出失踪に関する事、結婚に関する事、社員や親族の素行に関する事などが多く、それぞれ直近での出来事からどんなお悩み事があるのかをヒアリングしていきます。
そして、その悩み事を解決する為の手段として調査を提案し、調査結果をもとにどのように進めていくかをアドバイスしております。 - 無料相談の時に調査方法の提案があるのですか?
- 私たちは依頼者さんにあった調査方法を組み立てるところから始めます。
素行調査でもお金の使い方、行先、交友関係、女性、それとも全部見てくださいなのか、ご心配事が皆さんポイントがちょっとずつ違うんですね。
漠然とわからないときは、退勤後や休みの日の様子を教えていただきます。
このように状況をお話でお伺いして提案という形になります。
- 電話相談では料金についてお話していますか?
- お電話ですと明確な料金は出すことが出来兼ねます。なぜかと言いますと、依頼者さんがどう思っているかという事と実際にプロ目線で見ると違うことがあるからです。
依頼者さんには簡単に思えても実際にプロ目線で見ると難しい調査の場合があります。そうすると、先に電話でお伝えしてしまうと、金額と実際のお見積りの乖離が出てきてしまうことになります。 - 値段高くなったよねと言われると困っちゃいますもんね。ヒアリングをしてから料金を提案しているということですね。
- はい。ある程度聞き取りをしていかないと調査の実態が分かりません。一般の方が「簡単にわかるでしょ」と思う事でも、実際にプロの目から見ると場所や交通手段などで難易度が変わってきます。
失敗しちゃいけないので成功させるにはこれだけの人員と時間が必要ですよという説明をしますが、話してみないとどうしてもわからないです。 - 依頼者の予算が決まっている場合はどうしますか?
- 予算にあわせてプランを色々と変更させていただいています。調査費用は人件費で構成される(時間と人数)ので、人数を削っちゃうとなかなか対応できなくなって見失いました、という結果になる恐れがあります。そのため、そのリスクをしっかりと説明する必要があります。
あとはちょっと工夫をすることで時間を削ることはできますね。我々が調査で動く前にご依頼いただいた方にご協力を得て、ここまではお願いします。ここから先は私たちの方でお預かりします、という提案はできます。
可能な限り予算内で最善の提案はできます。ただ「3万円でできませんか」みたいな話は難しいのです。格安調査はどこかで無茶をしないと成立しないのです。
- 例えばスマホを見てXデーが「何月何日」までわかっているなら、時間もかからないということですか?
- そのとおりですね。
私たちはGPS調査は行っていないのですが、依頼者さん自らGPSをレンタルして何曜日が怪しいか確かめてもらい、●曜日に調査をしてくださいという対応ができます。
しかし、依頼者さん自身で慣れないGPS調査を行う事で、対象者に気づかれる可能性があります。結果、ご依頼いただく時には調査の難易度が上がり、逆に調査時間を費やさなければいけない事になります。
また当日対応ができるため1日で調査が完了する、ということもあります。
- 調査を依頼者がやることのデメリットはありますか?
- 調査費用を下げるために調査方法を工夫する事はありますが、依頼者さんのご自身の判断で色々なことをやってしまうと対象者の警戒心が強くなり調査がしづらい状況からスタートする事になるので、難易度が上がり費用が高くなってしまう事があります。そのため、何のアドバイスも無しに色々されないことをお勧めしています。
尾行をしている調査員たちからしますと、何も警戒の無い状態、ゼロの状態で調査をやらせてもらいたいです。警戒すると調査員が近づけなくなりますし、突っ込むところも突っ込めなくなります。
例えば依頼者が友達を使って尾行してみた、というケースがあります。
「今日の予定どこに行くの」とやたら聞いたり、調査を1日で絞ってやるとしたら、その日にターゲットに相当聞いちゃったりします。そういうのが失敗につながります。一番良いのが何も気づかれずに、その日の予定、服装、誰と会う‥といった情報が分かればそれに越したことはありません。しかし、やりすぎると取り返しがつかなくなります。
予算の兼ね合いがある場合、依頼者さんが事前にしていただける事と注意事項をきちんと説明しています。こちらから説明して失敗することはないので、まずはご自身で動く前に相談に来てもらった方がよいです。
- 相談に来たけど依頼しないケースもあるのですか?
- 予算面で成立しないケースが多いのですが、それ以外のケースですと
浮気調査でいえば女性の依頼者の場合で調査をすることに関して罪悪感が拭えず、もう1度信じてみたいという人がいます。もう1度信じてみてどうしても、ということで相談に来るケースはあります。 - 家出や人探しの場合はいかがでしょうか?
- 人探しになってくると切羽詰まっている状況が考えられるので依頼されない方の割合は少ないですね。
弊社としては浮気調査の件数が多くやってはいますけど、家出や失踪は今後増えてくるとみています。
なぜかというと、警察は緊急性がない場合、早急に対応してくれないからです。捜索願を出すだけであって警察は何か事件が起きたり、トラブルが起きたりしない限りは動けません。
だけど家族にしてみれば2,3日で危ないかもしれない。そういったときに早急に動けるのが探偵です。
実際に弊社の発見率は非常に高いです。有力な情報があればまず見つけられます。早い段階で依頼していただければ発見率は上がります。
- お客さんが原一さんに依頼をする決定打になっているものは把握されていますか?
- 「いろいろなサイトやテレビで見たので信用できるかと思って」というお声はよくいただきます。20年以上前からテレビ番組に調査協力をしていることや全国18拠点に事務所を構えていることなど、長年の実績と案件数、会社の規模から総合的に信頼をしていただいているようです。
設立当初から「お客様のココロによりそう」を掲げ、アフターフォローにも力を入れています。調査終了後にも結果のご報告やその後の相談をいただくことも珍しくありません。
各事務所、駅から近く相談に来やすい立地となっており全国どこの調査でも受け付けることが可能です。すべては相談者様の悩み事解決のために、現状に満足せずこれからも精進してまいります。
- 全国の拠点について教えてください。拠点が無い地域からの依頼にはどのように対応しているのでしょうか
- 拠点がない地域の場合、電話で相談対応し、見積りまで提示します。そして、最寄りの事務所までご来社頂きます。
どうしても来社が難しい場合は、こちらから出向くことも可能です。
地方によっては冬季の期間に限り、別途冬季手当が発生する場合がありますが、基本的には経費の後請求などはありません。 - 探偵事務所の信頼性向上のために取り組んでいることがあれば教えてください
- まずは強引な勧誘、後追いなど致しません。お客様のご希望、ご予算に合わせて最適のプランをご提案します。また、面談後、調査中、調査終了後もお電話などで常にご相談に対応させていただいています。
調査の内容について
- 素行調査と浮気調査の違いについて
- 内容としては浮気調査が多いのですが、「浮気調査」と「素行調査」では区分けがあります。明確に相手がいることになると浮気調査で相手を調べましょう、となりますが多くの場合は相手がわからないんです。
帰りが遅くなった、飲み会が増えた、帰って来た時に匂いが違う、お金遣いが荒くなったとか‥このような事をご相談の段階でお伺いしています。この時点ではまだ浮気かどうか明確ではないので、「素行調査」をお勧めしたりします。
- 素行調査により明らかにすることが出来るものはどういった内容がありますか?
- 特定人物の行動、勤務先・自宅などの拠点、異性関係・浪費癖・ギャンブルの有無、接触した人物、交友関係、外出時の従業員の勤務態度、従業員の不正行為やその証拠、従業員からの情報流出、入社する社員の行動、役員登用前などの行動など明らかにできます。
- 依頼者の多くが知りたいと思っている事はどんなことが多いのでしょうか?
- 浮気が一番多くて、次に結婚相手について(両親や交友関係、ギャンブルや女癖、金遣いなど)、また事実確認(勤務先、住所、プライベート、従業員の素行)をしたい方、という順番ですね。
- 依頼者の背景にはどういった傾向がありますか?
- 調査対象者から不審な行動や言動が伴い、直接の関係者が自ら依頼する事や、職場の社員や親族などの周りが調査対象者に違和感を覚え、周囲の声により依頼する事があります。比較的、素行調査の場合は浮気調査を除き、後者のケースが多く感じられます。
また補足ですが、素行調査の一環として、弊社では「高齢者の見守り」「子どものいじめ問題」にも取り組んでいます。こちらは、遠方に住む両親の行動調査や認知症に伴う行動調査、子どもの学校外や校外授業からのいじめの証拠取得などを行っています。
原一探偵事務所は、生活全域サポーターとして多岐にわたる行動調査が可能です。 - 引き受けない調査が色々あると思いますが、これは何故引き受けないのでしょうか
- 違法調査になってしまうので絶対に受けない事にしております。
代替案として素行調査や身元調査を提案することができる場合はあります。 - そういった依頼をしてくる人もいませんか?
- カウンセリングの時点で一癖二癖あるのでブラックなご相談内容が多いですね。
多いのは風俗系女性にお金を貸してたりして貸したお金を回収したい。あるいは連絡を取りたいといった内容で、電話やナンバーからの個人特定とかの依頼が多いですね。浮気相手の車がわかったから乗り込み(暴力)にいきたいから特定してほしいとか。
妻がいなくなったから探してほしい、という内容が実はDVの届け出をされていたりすることがあって、結果的にお受けできませんという事がありますね。年に一回警察の方から立ち入りがあるんです。探偵業法で。そういうことは受けないでくださいと言われるんです。
- コンプライアンスはしっかり守ってやっているということなのですね
- はい。そのとおりです。
- 素行調査によってどんな事例がありますか?
- 素行調査ですと意外なことが分かってきたりします。
例えば結婚相手の男性を調べてみると朝から通勤して帰ってくる間に色んな状況がでてきます。
電車を降りて階段を上がっていくときに周りの人を押しのけてかき分けて行く様子だったり、全然そういうひとに見えないけど信号無視したり、ツバをはく姿が録れていたりします。我々の浮気調査は素行調査のような面も調べたりします。
こういったことは他社の浮気調査だけじゃわからないことでも弊社ならわかってきます。もしかして依頼者に報告したらすごく役に立つ情報なのではないか、ということも推理して調べています。
ピンポイントの重要部分(ホテルの出入りや、買ったもの、ATMなど)は当たり前として、写真だけじゃなく依頼者の気持ちになって調査することを心掛けています。
- 見ている部分は同じでも他社と原一さんでは視点が違うので、取れる情報も報告書も違ってくるわけですね。
- そうですね。
依頼者とのカウンセリングのときに「普段の日は調査しなくていいです。ホワイトデーピンポイントで調査してください」という依頼がよくあります。
でも普段の日の方でプレゼントを買っていたり、旅行プランを見ている、という素行面を見て報告することで本当のXデーがわかったりします。
ピンポイント調査では情報が取れない場合があったり、ホワイトデーの土日だけだと空振りする事があったりします。
だから素行調査の積み上げからのピンポイントで日にちを決めて調査するとよかったりします。
日にちによって料金が増えるのですが、空振り3回よりは素行をみてからピンポイントを絞ると良いかも、という話はさせていただいています。
調査の手法について
- 御社の得意分野(調査内容)を教えてくださいますか
- 浮気調査、人探し(家出、経年)、婚前調査などすべて業界最高峰の調査力があります。
- どのような調査の手法、道具を使うのでしょうか
- 実際に尾行調査をご体験いただいたので、それ以外の調査のケースですと、人探しに関しては市街地では特別な道具は必要としませんが、山や河川、湖などを探索する際にドローンを使用したり、光度の高いライトや遭難対策のヒモや、クマよけの鈴、防虫スプレーなどが必須となります。
- 聞き込み調査というのはどういうときにやるのでしょうか?
- 例えば結婚調査の時に多く出てくるんですけど、婚約者が大手企業に勤めていてその在籍確認のためとか、本人は信用できるけど結婚してみたら知らなかったことが出ると怖いので、実家とかご自宅周辺での本人の評判を調べるのに聞き込み調査をします。
- 近所のおばちゃんに聞き込みしたり?
- そうですね。結婚調査で多く、対象者と同級生の親が近くに住んでいたりするので、話を聞くと根掘り葉掘り、悪い事の方がわかるんですよ。
- それはバレたりしやすいのでは?
- バレないように別の要件で行っておいて話の流れで聞き出します。直接話す中でも依頼者が誰かわからないように話をしたり、聞き出したりする技術があります。
聞き込みをするための部隊がありまして、人の個性によって聞き込みの仕方が変わってきます。
- 調査員の皆さんが出来るわけではない?
- 特殊調査課があって追尾とは違う専門チームがあります。尾行ではなく聞き込みの技術をつきつめた班があるのです。このように課や部がわかれているのが弊社の特徴でも強みでもありますね。
調査部のなかでも車両班、ライダー班、機材班と別れていて、その上に司令部があって依頼を受けたら司令部から現場に合わせた車両選び、人選から始まり、車やバイクや自転車の準備からスタートします。そして各プロフェッショナルの班が動くような取り組みをしています。 - 調査が成功しないことはあるのでしょうか?
- 依頼者が対象者を問い詰めたり、警戒を煽るような行動がなく、対象者が普通に行動される場合は成功しない事はありません。危険がある場合は気づかれる前に引きます。
- 依頼者が欲しい情報をどうしても取れない事はありますか?
- 調査指定日に動きが無ければ、データを取ることは出来兼ねます。また、人探しに於いては、記録のある最終地点にはおらず、途中で足取りがつかめなくなる事もあります。
- ご提案の期間で調査が完了しない場合はどうなりますか?
- 追加契約をいただき、さらに進めるか終わりにするか選んでいただきます。
- 尾行を体験させていただいたのですが、ターゲット(浮気の人)ってそんなに警戒しているものなのですか?
- そうですね。依頼者によりますが、依頼者がある程度怪しい動きをしたり、対象が浮気をしている前提でやたら予定を聞いたりすると警戒が上がってしまいます。
最近、浮気をしたら探偵をつけられるのではないかと思っている人が多く、浮気相手と会うときは非常に警戒しますね。
- 相当な訓練が必要ですね。
- はい。訓練はずっとやり続けています。
- 尾行が難しい場所ってあるのですか?
- 例えばディズニーランドに電車で向かわれたり、アトラクションなども全部フルマークしないといけないのは大変ですね。
パチンコ屋は出口がいっぱいあり台移動があるので、中で張り込んでいると、店員が気になります。イヤホンをしたりしていると不正してるんじゃないかと思われる事があります。怪しまれないように調査員もパチンコをしないといけないので、逆に玉が出たら困りますね。(笑)
気づかれる可能性があるのは一番初めの初動です。
自宅から出てくるところ、勤務先から出てくるところで張り込みを見られた時に「あれ?」ってなります。もしかして俺つけられているのかな、と感じると警戒が強くなります。
小さな探偵社や技術がないところは1人が立って、そのまま見て出てきたところを追いかける。無線も連携もなしでずっと追いかける。振り返ったら同じ人がいる‥となるとやっぱりおかしいと思われても不思議ではありません。
それで次の立ち回り先で同じ人が見ていると、もうアウトですね。
原一では警戒が強くなると人を入れ替えます。警戒が強くて危ないとなれば別の人間を連れてきて現場で入れ替える、そういった事をしながら調査をしていきます。
- GPS調査はやらないのですか
- やらないです。GPSにするとホテルに行かれても「入り」が撮れません。
車両がホテルから出てくる写真は撮れたとしても、愛人がどこで降りたか把握できません。
依頼者にしてみれば愛人がどこの誰か知りたいものですが、GPS調査ではそれがわからない事があるのです。
GPS調査をやる他社ですとこの状況でも証拠が撮れました、と言われる事があります。これも成功ということで調査料金を取られてしまいます。
さらに愛人の所在を知りたい、となると追加料金になるわけです。愛人の所在を知るためにまたターゲットの家からスタートしないといけないですよね。
それが1ヶ月に1回しか浮気しない相手だったら1ヶ月逃したら1カ月間何もできないわけです。
なので、GPSに頼ってしまうと本来欲しい情報が取れないこともあるんです。
調査後のこと
- 浮気調査の依頼者は最後どのような希望(ゴール)がありますか
- 傾向がありますね。
30代女性の浮気調査の相談は妊娠・出産のタイミングが多いので、30代の方々はやり直したい人が多いですね。調査をして相手の女性と別れさせたいという意向ですね。
また50代の女性の浮気調査の相談の場合は子育てが終わってひと段落ついていたり、経済的・時間的余裕がある方の依頼が多いのです。50代女性の場合はだいたい半々かそれ以上は離婚したい人が多いですね。
全体的にはやり直したいひとが7割近くになります。
- 離婚や修復などどこまでを支援しているのでしょうか
- まずカウンセリングが最も依頼者を助けるところになっていると思います。吐き出し口が無いのでため込む一方なんですよね。毎日起こる怪しい素振り、問い詰めたら逆切れされたり、誠意を持った回答がなかったりするので、そういった不満についてはカウンセリングが救いになっていて、ちょっと余裕ができるのです。
どんどん話を聞いていくとクリアになっていくので精神的な負担を減らしていくことと問題解決を一緒に見つめ直していくというのが支援になります。
そこで問題になってくるのが相手の女性ですね。場合によっては、相手の女性の属性次第で専門家の紹介(弁護士の紹介)を、させていただいています。
例えば30代ですと同じ職場ということが多いので弁護士から会社に対してコンプライアンスを訴えたり、といったこともできますね。
調査員について
- 今日の尾行に同行させていただいて、調査員さんって大変だなと思いました
- そうですね。いつ帰ってこられるかわからないし、何時に終わるかわからない仕事でもあります。明日は北海道に行っているかもしれません。
皆、社員なので労働環境がよりよくなるようにブラック企業ではなくちゃんとクリーンな会社でやっていくために調査員1人1人に対しての雇用の形態はしっかりしています。
- 追尾中の技術を見せていただきました。運転しながらカメラを撮りながら無線をしながら‥もう本当にすごい技術だと思ったのですが、事故とかっておきないのですか?
- 尾行中は集中しているので事故はおきないですね。それよりも帰宅のときが危ないです。
調査車両が会社持ちなので、個人探偵とは違って、ぶつけても保険を完備しているので安心です。車検や整備工場もあります。
ウチは直行直帰があるので車の持ち帰りができます。
最後に依頼を検討されている方へ一言お願いします
一言では収まらないですね(笑)
どこに相談したらいいかわからなくて悩んでる人がたくさんいらっしゃるかと思います。
状況によってはそこから先へ行けないと何も解決しません。
解決しないとどんどん一人で抱えて悩んで壊れてしまわれる方が大勢いらっしゃると思います。そうすると人生取り返しつかない状況にも、鬱状態で自殺してしまう人も中にはいらっしゃいます。
なので、「気軽に相談だけでもいいんだよ」という入口を広げてあげられれば一番いいのかなとは思っています。
やっぱり探偵は敷居が高くて電話するのも勇気がいるというところもあると思いますので、ウチの場合は相談員は優しいですし女性が対応しますので、気軽に電話するだけでも一歩踏み出す勇気になるかなと思います。
探偵の業界について
それから業界に対しての注意喚起は大事だと思っています。
よく低料金と謳っている探偵がありますが、そこに依頼したはいいけど失敗したり、思った結果にならないことがあります。また、裁判まで行ったけど写真が弱くて認められなかったりします。
そういう事があって、私たちの方でもう1回証拠を取り直してほしいという依頼が多くあります。
探偵に3,4社と見積もりを取る人は少ない印象があります(個人情報を話さなきゃいけないため)。
尾行・撮影の勝負は1度しかないので失敗して駄目だったら、もう1度というのは難しいですね。焦る気持ちはあると思いますが、なるべく私たちのところに相談にきていただきたいですね。
社会への貢献
新しいことをやっていこうと思っています。
探偵業ってどうしてもグレーに見えると思いますが、今日のインタビューを通して「探偵は普通の人」というのが伝われば一般の方にとって敷居が低くなると思います。
行政と連携したり、いじめ問題や高齢者問題の取り組みをどんどん進めて行っていますので、より良いクリーンなイメージと困っている方の支えになるような会社作りをしていきたいと思っています。
素行調査を実録!尾行されてわかった原一の調査力
文字で伝えてもその凄さはなかなか伝わらないと思いますが、少しでもどんな風に尾行して撮影しているのか、原一探偵事務所の調査力の凄さをお伝えできたらと思っています。
ここから尾行されてみて、その間に私が撮影した写真をもとにこういった調査、動きをしているんだというのをお伝えしたいと思います。
追う側と追われる側を以下のような設定にしています。ホワイトデーの旦那の素行を調査するという設定です。(同乗者が複数名います)
尾行される側は次のようなルートでいきました。車→徒歩→駅の移動→ATM→プレゼント購入→アコム→タクシーという移動手段です。(事前に計画したものではなくて突発的に行動しています。)
私たちは尾行される側の車両(エスティマ)に乗っています。
自車のバックミラーに映った探偵車両を撮影しました。尾行する車両はセレナとエブリィの2台。一本道はこれぐらい距離を取って尾行しています。
必ずしも真後ろに車を付けるのではなく、一般車両を挟んでその後ろから尾行します。赤信号の待ちのときに極力真後ろにつかないようにします。
いったんコンビニに抜けて、一般車両を挟んで再度うしろに尾行をします。
追われる車に乗っていて、探偵車両が後ろでどのような動きで追いかけてきているのかがわかりました。
尾行する探偵車両からの撮影写真
ここから尾行した探偵が私たちを撮影した写真を紹介します。
こちらは車のナンバーですね。これ、運転しながらバレないように撮影しているんですよ(汗
GPS追跡だとこういった走っている車を撮ることはできないので、実際に尾行して撮影しているんだな、というのがわかります。
右折後もしっかり撮影、間に1台挟んでいても問題なし。1台挟めば、まずバレない。
コインパーキングに停めるところも撮られています。ここから徒歩になります。
私たちが歩きになるので調査員たちも歩きにしないといけなくなります。2台ある探偵車両のうち1台はコインパーキングに素早く停めて、もう1台の車両は引き続き車移動で追いかけます。
対象者がタクシー移動に切り替えたり、愛人の車に乗り換えたりするときに失尾しないためにです。
なんといつのまにか正面から撮影されていた。(自分も気づいていません。)
駅の改札に入っていきます。報告書にも〇〇駅に何時に通過といった情報が乗ります。
この間、徒歩での尾行と、車での尾行も継続。
そのときの時間、上り下りの情報も記録。
階段の上からの撮影。足元しか見えていませんが、私たち(尾行される側)からは、探偵の姿は全く見えていません。
電車に乗る瞬間
隣の駅で降りてみました
降りた方向でタクシー、バス、愛人車などすぐ判断して駅のどちら口かも素早く対応しないといけない。
この間に乗車駅で二手に分かれた車が合流したようです。しかしターゲットが歩きなので調査員も歩き対応で移動になります。
警戒の度合いが強いほど尾行は離れないといけない。離れすぎると失尾する可能性もでてくる。そうすると人数も必要になってくる。
何の目的があって来ているのか、というのも調査員たちが推理しながら進めていきます。
人混みの中では撮影するのは余裕なんだそう。
ATMでお金をおろすところも撮られています。お金の使い道というのは依頼者にとっては気になる部分だからです。お金をおろしているのか、振り込んでいるのか、そこまで見ます。お金の使い道を知りたいという場合もあります。あとは犯罪行為や詐欺の場合も何時何分に何をしたという証拠になります。
ていうかこの距離!
どうやって撮ったの?と聞いたら、これは実は後ろに並んでいる一般人を装って、スマホをいじっているように見せてビデオカメラを回していたんだそうです。(スマホの画面にカメラの映像が出るので、直接見なくても録れます)
深い内容を撮るにはつっこんでみないといけないのでこのようになります。
近づきすぎると今度は人員を変えたり、服装を変えたりといって進めていきます。
ビル内で何をしているのかが重要になってきます。ATMで何を買うか、お金の使い道を知りたい、何の口座を使っていてどういった使い道をしているか知りたいという依頼もあります。
詐欺案件は特に重要です。
お買い物シーンも撮られていました。この日はホワイトデー。このプレゼント誰にあげるんだろう?奥さんがこれを貰ってなかったとしたら‥
買ったものの写真とお店
食品コーナーでも買い物をするなら何を買うのか、1人分なのか、普段料理をするのか、1人暮らしと言っているのに色んな食材を買ってたら誰かと一緒なのか怪しい訳です。
そういった見たものを全部報告書に記載していくことで素行面が見えてきます。
特にバレンタインデーやホワイトデーなど購入したものが依頼者に渡されなかったとなれば、怪しくなります。
旅行のパンフレットを眺めるシーン。誰と旅行にいくのか?
パンフレットも報告書に記載。今日はシロだったけど後日行くんじゃないか?
より細かく状況を撮ってみていくことで報告書の内容の厚みが出ます。依頼の内容によって依頼者が何を欲しいのか何を知りたいのかを調査員たちは力を入れてみています。
旅行パンフを見ていたり、不動産屋を見てたり、今回調査がシロだったとしても、もしかして引っ越し考えている?物件を購入する?そういったところも押さえる。それが素行調査です。
撮影は一般の人に見られないようにしながら撮影します。
原一探偵事務所の素行調査ではこういった直接の不貞行為や悪事のシーン以外にも様々な写真をとっていきます。何が依頼者にとって後々必要になってくるかわからないためです。
こちらは歩道橋の上からのシーン。もう1人の探偵は歩道橋の下から尾行。
お店に入っていくシーンです。
ここは消費者金融でした。あきらかにお金を借りているということが判明してしまいます。結婚前調査で婚約者がこういったところに入っていくとこれは怪しい事ですので報告書に記載されます。消費者金融の個室スペースまではさすがに入って来られません。
ここで駅に戻ると見せかけて、タクシーに乗ってみました。
ここで車対応が重要になってきます。タクシーで追いかける場合もあるけど運転手に無理させられないので調査車両が無いといけないのですね。
ここまでは徒歩での尾行でしたがここからは車尾行になります。だから歩きの人員と車の人員と必要になってきます。
先ほども書きましたが車2台で尾行していて1台のほうは車を降りて徒歩に変更、もう1台は電車をおいかけてこの駅まで来ていたのです。
このようにターゲットが車→徒歩→電車→タクシーなどと移動手段がガラガラ変わるような状況でも見失わないためには、複数の探偵と、複数の移動手段が必要になってくる、というわけですね。
バスを挟んでその先のタクシーを撮影
タクシーから降りるシーンも撮られていました
コインパーキングの車に到着して尾行されるのは終了です。
ここまでの写真を振り返ってみて様々な角度や車両から撮影されていることがわかりました。
こちらは車や徒歩やタクシーなど移動手段を変えて動いているのにしっかり写真を撮られています。
徒歩から愛人の車に乗り換えたり、なんてイレギュラーな動きもあるので、人員の配置は徒歩、車両、場合によってはバイクが必要になってくるわけですね。これは少人数の探偵事務所だとまず無理だろうと思いました。
ここまでやるには3名~5名は最低でも必要になるでしょう。人件費が主になる探偵の料金は一概には言うのが難しいということがわかりました。
今回特別に無線を聞きながら尾行される、ということを体験しました。
原一探偵事務所では尾行する際に探偵同士の連携やコミュニケーションは「無線機」を使っています。
その無線を追われる側の私も内ポケットに入れて持ち歩いてイヤホンで聞かせてもらっていました。これでよりどんな風に探偵が調査をしているのか分かったように思います。
左ウィンカー、曲がった、突き当り止まれ、先の信号は青、〇〇を通過、信号点滅、離脱、入れ替え、警戒中などの言葉が聞こえていました。
詳しくは書けないのですがターゲットの名称、自宅、ホテル、状況、行動などは隠語、暗号で会話がなされていて、一般人が聞いてもわかりにくい会話が繰り広げられていました。(レストランなどでの張り込み時に調査露見を防ぐため。)
調査中はずっとひっきりなしに無線で会話をしあっていました。
素行調査を実録!尾行する側を体験
ここからちょっとだけですが尾行する側も体験させていただきました。
このような構成です。
自分が乗っているエスティマと、こちらの軽自動車が探偵車両(尾行する側)です。
探偵車両には業務用無線機が搭載。運転しながら無線機で連携をとりながら、ターゲットにつかず離れず。これはものすごい技術です。
先の信号が赤なので近づきすぎない。いまターゲット→探偵車両(エブリィ)→探偵車両(エスティマ)の並びになっています。
赤になったタイミングで右折されて巻かれてしまったらアウトなので、信号が青のときは距離を詰めます。特に押しボタン信号は要注意とのこと。
ターゲット→タクシー→探偵車両→探偵車両(エスティマ)の並び
探偵車両(軽)がいったんコンビニに抜けて、こんどは自分たちの探偵車両(エスティマ)が貼りつきます
探偵車両(軽)は自分たちの後ろに移動。このようにして同じ車が貼りつきすぎてバレるのを回避します。この間の連携わずか数秒。
一瞬でナビを見て近道を見つけてショートカットしたり、ものすごい忙しく動いています。
ということで事務所に帰ってきました。
尾行する車は減速したり急発進したり非常に忙しかったです。
尾行のあとがき
今回は尾行訓練に参加させていただいて調査の実態の一部だと思いますが体験することができました。
ものすごい技術と連携。とくに連携の凄さですね。
一般的な探偵は1、2人で1台の車で張り込んで追いかけて、というところが多いのですが原一探偵事務所は違いました。これで調査されたらたまったもんじゃないです。
失敗しない調査に絶対的な自信を持っている理由が見えました。
原一探偵事務所の取材をとおしてのまとめ
インタビューや調査に同行してみて今回一番お伝えしたい事は「調査力」と「カウンセリング」だと思いました。
依頼者のための調査力
いま色んな想いと状況で悩んでる方のために原一探偵事務所をオススメしたい理由を整理すると、テレビや警察が驚くほどの調査力の高さというのは、「すべては依頼者のため」ということなのです。
調査の結果(証拠品)は例えば浮気相手、結婚相手との関係をどのようにしていきたいか考える上で必要です。
関係を修復したいのか、離婚の道へ進むのか、相手を信じてみるのか、誰にも相談できず悩んでいるこの時間を、人生を良い方向へ変えるために必要なモノです。
調査が失敗してターゲットにバレてしまったり、入手した証拠の写真が裁判で使えず、証拠能力が認められないモノだった、、というのは調査力が弱い探偵社ではよくあることです。
失敗するとなかなか取り戻すのが難しくなってしまいますし、失敗したのに料金も取られてしまいます。
だからこそ原一探偵事務所では失敗しない調査と、裁判でもしっかり使える写真とレポートを重視しているんだとわかりました。
依頼者のためのカウンセリング
パートナーの悩みなど日々悶々としているこの状況で、少しでも気が晴れる瞬間というのがカウンセリングです。
誰にも話せない内容を親身になって聞いてもらえるというだけで頭の中が整理できたり、自分の想いを確認したり、決断ができるようになったりします。
カウンセリングは単に原一探偵事務所の説明をしたり、営業をしたりする場ではないことがわかりました。
状況を聞いたうえで必要があれば調査の提案をします。いまの時点でやった方がいい事、逆に相手に気づかれるのでやらない方がいい事などもお伝えしている様子です。
相手の警戒が無い状態が一番調査がやりやすく、余計な費用がかからないともおっしゃっていました。
原一探偵事務所は営利企業ですので当然料金はかかります。内容によっては数十万~百万を超える場合もあるでしょう。予算の関係もあるのでできる範囲での提案とお見積りを出している、とのことです。
他社だと安い価格で提案して、調査が終わらないと追加で料金を取っていくところもあるので、どちらが本当に依頼者のためなのか、を考えてみると答えはでてきます。
これが、私が取材を通して原一探偵事務所は改めてお勧めできる探偵だなと思った部分です。
あらためてインタビューにご協力いただいた菊池さんを始め、車両の準備や丸一日かけて尾行や調査内容の公開をしてくださった皆様に感謝いたします。
